お掃除方法

網戸のカビの落とし方|原因・掃除手順・再発を防ぐ予防策を専門家が解説

網戸のカビの落とし方|原因・掃除手順・再発を防ぐ予防策を専門家が解説

網戸をよく見ると、黒い点々や黒ずみが付いていることはありませんか。その正体は、多くの場合カビです。網戸は室内と屋外の空気が行き交う「通り道」。ここにカビが繁殖していると、風とともにカビの胞子が室内へ運び込まれてしまいます

この記事では、網戸にカビが生える原因から、素材を傷めない正しい掃除手順、そして再発を防ぐ予防策までを、カビ取りの専門家の視点でわかりやすく解説します。

網戸自体は原因ではない ── なぜ網戸にカビが生えるのか

正確に言うと、網戸そのものがカビの原因になるわけではありません。問題は、網戸に付着する汚れ湿気です。カビは「温度・湿度・栄養・酸素」の4つが揃うと繁殖しますが、網戸まわりはこの条件が揃いやすい場所なのです。

  • 栄養源になる汚れ:花粉・砂ぼこり・排気ガス・虫の死骸などが網目に付着し、カビの栄養になります。
  • 湿気がこもりやすい:湿度が高く風通しの悪い場所に設置された網戸は、湿気を含みやすくなります。特に結露が起きる窓際は要注意です。
  • 雨水の吹き込み:網戸が破れていたり建て付けが悪かったりすると、雨水が吹き込んで濡れた状態が続き、カビが一気に広がります。

つまり、網戸のカビは「汚れ+湿気」を放置した結果。裏を返せば、こまめな手入れで十分に予防できます。

網戸のカビを放置する3つのリスク

  • 室内への胞子の流入:網戸は空気の通り道。カビの胞子が風に乗って室内に入り込み、壁・家具・カーテンなど別の場所での新たなカビ発生源になります。
  • 健康への影響:カビの胞子を吸い込み続けると、アレルギーや喘息、夏型過敏性肺炎などの呼吸器の不調につながることがあります。小さなお子さんや高齢者のいる家庭では特に注意が必要です。
  • 拡大して落ちにくくなる:初期の表面的な汚れなら簡単に落ちますが、放置して根を張ると網目の奥に入り込み、通常の掃除では取り切れなくなります。

自分でできる網戸のカビの落とし方【手順】

軽度のカビであれば、家庭にあるもので落とせます。網を傷めないことが最大のコツです。

  1. 乾いた状態でホコリを落とす:いきなり水をかけず、まず乾いたブラシや掃除機で表面の砂ぼこりを除去します。濡らしてからだと汚れが網目に固着してしまいます。
  2. 中性洗剤を薄めて拭く:バケツに水と中性洗剤を溶かし、スポンジや柔らかいブラシに含ませて、網戸を挟むように両面から優しく拭きます。強くこするのはNG。網が伸びたり破れたりします。
  3. 頑固なカビには消毒用エタノール:落ちにくい黒カビには、消毒用エタノールを布に含ませて拭き取ると効果的です。塩素系漂白剤は網戸のゴム(ビート)や樹脂を傷めることがあるため、使うなら薄めて短時間・目立たない場所で試してから。
  4. しっかり乾燥させる:水拭きしたら、乾いた布で水気を拭き取り、風通しの良い状態で完全に乾かします。濡れたまま放置すると、かえってカビの再発を招きます。

取り外せる網戸なら、外して浴室などで洗うと両面をムラなく掃除できます。

網戸のカビを再発させない予防策

  • 月1回の乾拭き習慣:汚れは栄養源。ホコリが溜まる前に軽く拭くだけで、カビの発生を大きく抑えられます。
  • 結露をこまめに拭く:窓の結露は網戸まわりの湿気の大きな原因です。見つけたら早めに拭き取りましょう。
  • 風通しを確保する:天気の良い日に窓を開け、網戸まわりを乾いた状態に保つことが最も効果的な予防です。
  • 破れは早めに補修:破れた網は雨水の侵入口になります。網の張り替えや補修で濡れを防ぎましょう。

それでも取れない・広範囲なら専門業者へ

網目の奥まで根を張ったカビや、網戸だけでなく窓枠・サッシのゴムパッキン・壁にまで広がっているケースでは、自分での対処に限界があります。無理にこすって網戸を傷めてしまう前に、カビ取りの専門業者への相談を検討してください。

私たちカビバスターズは、素材を傷めない独自のMIST工法®で、こすらず削らずにカビの根まで除去します。年間3,000件超の施工実績をもつプロが、カビの原因を特定したうえで再発しない対策までご提案します。カビは原因を追求して適切に処置しないと必ず再発するもの。気になる箇所があれば、現地調査・お見積りは無料ですのでお気軽にご相談ください。

網戸のカビは、室内のカビ問題全体の入り口でもあります。住まい全体のカビ対策については夏のカビ対策ガイドラインもあわせてご覧ください。

まとめ

網戸のカビは、網戸そのものではなく付着した汚れと湿気が原因です。放置すると胞子が室内に入り込み、健康や住まい全体のカビ問題につながります。ポイントは、乾いた状態でホコリを落とす → 中性洗剤で優しく拭く → しっかり乾かすの3ステップと、月1回の乾拭き・結露対策という日常の予防。手に負えないほど広がってしまったら、素材を傷めないプロのカビ取りにご相談ください。

監修者 世良秀雄

この記事の監修者

世良 秀雄株式会社せら 代表

MIST工法®開発者。創業30年・全国22拠点・年間施工3,000件以上の実績をもつカビ取りの専門家。

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